原発処理汚染水とは?

    福島の今とエネルギーの未来

    福島第一原発の敷地でタンクに貯められている処理汚染水(p.32)。1,000 基以上のタンクに、 126 万 m3 以上の水が貯められています。これは、東京ドーム1個分の容積とだいたい同じ量。デブリ(事故により溶け落ちた燃料が他の構造物と一体化して固まったもの)を冷やし続けるための水と、建物に流入する地下水がまじりあった「汚染水」を、多核種除去設備(ALPS)と呼ばれる装置に通して、放射性物質を除去した水です。しかし、実はさまざまな放射性物質が残留しています。

    除去が難しい「トリチウム」に焦点が当たりがちですが、現在タンクに貯められている水の約 7 割で、トリチウム以外の放射性物質が全体として基準を超えているのです。

    骨にたまりやすいストロンチウム 90 や、半減期が 1,570 万年ととても長いヨウ素 129 のほか、毒性が強いことで知られるプルトニウムなども含まれています。

    デブリに触れた水なので、ありとあらゆる放射性物質が含まれている可能性があります。 東電は、「二次処理」を行ってトリチウム以  外は濃度基準以下にするとしていますが、最終的に、どの程度の放射性物質が残留することになるのかはわかっていません。

    たとえば、K4 タンク群における放射性物質は全体として基準を下回っていますが、タンク水全体がこれと同じ水と仮定した場合、ストロンチウム 90 については 2.7 億ベクレル、ヨウ素 129 については 2,640 億ベクレル排出されることになります。

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