「朝行ってぐるっと回ってきて、採集してきたものでご飯を食べる。それが全くできなくなったというのが楽しみにがなくなっちゃったというのがね、ひどいですね。」
小池さんは労災認定の基準である年間5ミリシーベルト余に下がり、自身の判断で福島市大波地区に帰還しましたが、自生の山菜やキノコから検出される放射線の値も未だに高いといいます。
福島市にある大波小学校の除染費用に1億円も投入したにもかかわらず、結局は廃校になった校舎の前で語ってくださいました。除染費用を子どもたちが避難するための経費に使用するべきだと、当初の説明会から主張していましたが、「結局はゼネコンの金儲けに利用させられた」のです。