日本は官民あげて原発輸出を推進してきましたが、いずれもコストや住民の反対などで相次ぎ頓挫しています。
英国:日立製作所がウェールズ北部で2兆円規模の原発新設を計画。その後コストは3兆円に増大。英国側とコスト負担等の交渉が折り合わず2019年1月に計画凍結。また東芝も英国の原発事業に参入していたがこちらも撤退。
リトアニア:日立製作所が輸出計画も、2012年の国民投票で建設にNOの民意が示され、その後凍結。
ベトナム:オールジャパンで原発輸出を推進し協力合意にこぎつけたものの、2016年、コストや安全性、廃棄物問題を理由にベトナム側が計画白紙に。
トルコ:三菱重工と伊藤忠が出資も伊藤忠が離脱、コストが当初予定の2兆円から5兆円に膨らみ事実上凍結状態。
米国:東芝がテキサスで原発事業に参入も、採算悪化で撤退。
台湾:第四原発に日立製作所など日本のメーカーが参入予定だったが、住民の反対により計画が凍結。