東電福島第一原発事故後、放射性物質を含んだ大気の塊(プルーム)が東日本の広い範囲を通過し、雨や雪で降下して土壌に沈着しました。
その後、放射性物質の物理的な減衰などにより、濃度は下がりましたが、それでも汚染は継続しています。
場所によっては、雨により山林から放射性物質を含んだ土砂が流れ込み、局地的に濃度が上昇している場所もあります。
国や自治体は、主として、空間線量率(単位:マイクロシーベルト/時)による測定しか行っていませんが、空間線量率は不安定であり、必ずしも汚染の実情を反映しているわけではありません。
そこで、みんなのデータサイトが「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を立ち上げ、東日本各地の市民たちにより土壌採取が行なわれ、土壌に含まれている放射性物質の測定を実施してデータを統合・可視化しました。
情報提供:みんなのデータサイト