「震災当時、2歳の子どもと、お腹には妊娠8ヶ月の子どもがいました。」
出産後、喜びに浸る暇もなく、関西方面へ避難し、3人で過ごしていたと言います。 しかし、避難先では様々な問題から、体調を崩すなどして、避難から5年後、福島に戻ることを決断します。
帰還した時、「避難させてあげられなかった自分を責めたり、避難した人達はいいよねという話を聞くことも」あったといいます。一方で、「避難した人も大変だったのね」って言われ、「ストンと落ちた」「同じ言葉をかけてあげたいと思います」と語りました。
「避難できなかったことを責めることは誰にもできない」という言葉が印象に残ります。避難した人も、避難しなかった人も、それぞれに苦労があり、どちらも経験しているお母さんのお話です。