FoE Japanは、福島第一原発でたまり続ける処理汚染水について、漁業者の意見
を明らかにするため、岩手、宮城、福島、茨城、千葉、東京の6都県の海に港を
もつ漁協のうち、住所が把握できた134の漁協にアンケートを送付し、42件の回
答を得ることができました。
その結果、処理汚染水の海洋放出については、「賛成」1、「反対」38、「どち
らでもない」3と、9割が反対でした。
「大型タンクで保管する」、「モルタル固化による処分」といった案についての
意見をたずねたところ、いずれも賛成が反対を上回りました。
東京都などの漁協からも、「陸上管理のもと、安心安全な確かな対応でなければ、
風評被害、実害が予想される」「福島県だけに重荷を背負わせているように思う
ので、全国の関連団体に意見を聴いてほしい」などの回答が寄せられました。