
国際原子力機関(IAEA)の原子炉情報システム(PRIS)によると、2025年2月現在世界で417基の原発が稼働しています。この数には、定期点検により停止している炉等も含まれています。図は1985年から2023年の世界の原子力による発電量と、発電量全体に対する原子力発電のシェアを示しています。1996年の17.5%をピークに、原発の割合は継続して減少しており、2023年には9.15%でした。
近年中国における原子力の発電量の増加が目立っていますが、中国を除いた残りの国々の2023年の発電量は1995年と同等レベルとなっています。
稼働開始からの年数は平均32年で、40年を超えて運転する原子炉も数が増えています(図2)。一方、60年を超えて稼働する原発はまだありません。
世界で最も古い原発の一つであるスイスのベツナウ原発を運営するアクスポホールディングスは、2024年12月、2号機を2032年まで、1号機を2033年まで稼働させると発表しました。計画通り稼働を続ければ64年稼働することになります1。
原発新設のスピードが遅いため、原発の発電量は自然と減少することが見込まれます。一方で、老朽原発を稼働させることによるリスクも懸念されます。

出典:IAEA PRIS
出典
- Axpo, メディアリリース “Axpo will operate the Beznau nuclear power plant until2033, investing a further CHF350 million while doing so” 2024年12月5日 ↩︎
